韓国メディアの報道によれば、今年第3四半期に韓国に入国した脱北者は男性14人、女性9人の計23人だという。 男性の方が多いのは非常に珍しく、これまで韓国に入国した脱北者全体の7割を女性が占める。そして彼女らの多くは低所得、差別、メンタルヘルスなど様々な問題に直面している。 200人近い脱北女性を対象に、英国の人権団体「コリア・フューチャー」が行った調査の報告書「脱北女性の機会と挑戦」について、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が今月10日付で報じている。 就職差別と偏 ...

韓国の首都・ソウルでは8日、1時間降水量381.5ミリを記録するゲリラ豪雨が降り、各地で浸水が相次いだ。死者・行方不明者は16人を数え、1万台を超える車が浸水するなど、甚大な被害が発生した。 ソウルほどではないものの、軍事境界線のすぐ南側にある各観測所でも、1日100ミリを超える大雨を観測した。また北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は、11日から16日まで、多いところで300ミリから400ミリの雨が降るとして、警戒を呼びかけた。 その一方で、先月には高温注意報が発令されるなど ...

梅雨前線の北上に伴い、朝鮮半島では大雨が降り続いている。防災インフラの脆弱な北朝鮮では、各地で被害が続出している。 そんな中、被害復旧を担当する軍部隊の幹部が解任された。デイリーNKの朝鮮人民軍(北朝鮮軍)内部の情報筋が伝えた。 解任されたのは、金正恩総書記の警備にあたる護衛局傘下の115建設旅団の旅団長と政治委員だ。軍保衛局は、本部党政治委員会で、大雨と洪水の被害復旧の任務をまともに遂行できなかったとして、2人の解任を決めた。この115建設旅団とは、金正恩氏が使う1号道路、 ...

北朝鮮当局が故金日成主席の生誕記念日である太陽節(4月15日)を前に、凶悪犯罪を防ぐため「犯罪前科者」「ヤクザ者」に対する取り締まりを強化するための指示を下したと米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が現地情報筋の話として伝えた。 咸鏡南道のある行政幹部はRFAに対し、「今月初めに党及び行政、司法機関幹部会議が行われた」とし、「会議では太陽の節を迎え、犯罪前科者と無職ヤクザ者に対する取り締まり統制を強化するための当局の指示が伝えられた」と述べている。 「その場で処刑せよ」 ...

韓国紙・東亜日報記者で、脱北者出身のチュ・ソンハ氏が自身のYouTubeチャンネルで、北朝鮮の金正恩総書記が、同国の高名な美容整形外科医2人を処刑させたとの脱北者証言を紹介している。 北朝鮮では、密かに流入する韓流ドラマなどの影響で、美容整形手術を行う人が増えていると言われていたが、金正恩氏はなぜ、医師らを銃殺させたのか。この出来事を巡っては平壌でも、ある種の「噂」が囁かれていたという。 チュ氏のYouTubeチャンネルに出演して証言を行ったのは、2019年11月に北朝鮮を脱 ...

金正恩政権の特徴は、最高幹部に対する国民の評価が意外と高いことだ。働きぶりが評価されているというより、「悪い噂」が少ないといった方が正確かもしれない。もちろん、本当の実態はわからない。ただ、金正恩氏の父である故金正日総書記の時代と比べると、かなり「マシ」に思えるのは事実だ。金正日氏の性生活の乱れ方は良く知られているが、彼の側近たちも相当なものだった。 中でも有名なのが、張成沢(チャン・ソンテク)氏と崔龍海(チェ・リョンヘ)氏だ。張氏は数多くの女性を愛人にしていたことで知られ、 ...

封建時代の身分制度を打破し、皆が平等な社会主義体制を打ち立てたはずの北朝鮮。しかし、現実は全く異なり、むしろ前近代より強化されたと言っても過言ではない身分制度に国民一人ひとりが縛り付けられている。 「成分」と呼ばれる身分の低い者は、軍、大学、朝鮮労働党に入ることが制限されるなど、社会的不利益を受ける一方で、金日成氏と抗日パルチザンを共にしていた人物やその子孫は、様々な面で優遇され「赤い貴族」とも呼ばれる。 (参考記事:【徹底解説】北朝鮮の身分制度「出身成分」「社会成分」「階層 ...

昨年1月から国境の封鎖を続けている北朝鮮。自国民、外国人を問わず入国が認められないのはもちろんのこと、脱北後に中国で捕まり強制送還の対象となった人ですら、北朝鮮は入国を拒んでいる。(参考記事:「20代の妊婦」新型コロナで命拾い…北朝鮮送りを免れる) 行き来ができないのは、中国に派遣された北朝鮮労働者とて同じだ。 国連安全保障理事会で採択された対北朝鮮制裁決議で、北朝鮮国民の新規雇用は禁じられているが、北朝鮮当局は技能実習生、インターンなどの資格で「労働者ではない」ということに ...

韓国の秋美愛(チュ・ミエ)法相が24日、与党や政府高官の不正に鋭く切り込んできた尹錫悦(ユン・ソギョル)検事総長の職務停止を命令したと発表したことを受けて、韓国メディアが一斉に批判を展開している。文在寅政権寄りの報道を行ってきた京郷新聞やハンギョレ新聞も、今回は批判的あるいは慎重な姿勢だ。政権に気を使っているのは、御用メディアの烙印を押されて久しい公共放送のKBSとMBCぐらいだろうか。 識者も猛反発している。特に、文在寅政権の支持者から最も先鋭な批判者に転じた陳重権(チン・ ...

8月末に韓国で発売されたベストセラー対談集『一度も経験したことのない国』の話題が、最近になり日本でも紹介されている。2週間早く発売された『検察改革とロウソク市民』というタイトルの本が別名「曺国(チョ・グク)白書」と呼ばれるのに対し、同書は「曺国黒書」と呼ばれる。 「白書」は娘の不正入学や学歴の偽造、一家の不透明な投資ビジネスなどの疑惑に塗れて辞任した曺国前法相を擁護しているのに対し、「黒書」は疑惑の闇の深さと背景に光を当てようとするものだ。本の売れ行きは「黒書」の圧勝で、韓国 ...

8月末に韓国で発売されたベストセラー対談集『一度も経験したことのない国』では、文在寅政権誕生の原動力となった「586政治エリート」の堕落ぶりが辛辣に批判されている。著者の中でもTBS(交通放送)のカン・ヤング記者は、彼らは「私益追及集団」に成り下がったと切って捨てている。また、陳重権(チン・ジュンゴン)元東洋大学教授は「既得権勢力の世代の再生産段階に入った」と指摘。徐珉(ソ・ミン)壇国大学教授も、586政治エリートの不透明なカネの流れに言及した。 ※※※※※※※※※※※※※※ ...

今年7月末、当局の経済政策を非難したとの理由で北朝鮮の中央党(朝鮮労働党中央委員会)の幹部5人が一度に処刑されていたことが、デイリーNKの内部情報筋からの情報で明らかになった。 処刑されたのは、中央党の経済部で「三頭立ての馬車」と呼ばれるインテリ3人と、彼らとともに実務を担当してきた2人だ。5人は7月中旬、平壌のショッピングセンター「光復地区商業中心」の個室で3回に渡り会食し、国家と朝鮮労働党の政策について虚心坦懐に語り合った。話の内容は次のようなものだった。 「対内外政策の ...

中国共産党系ニュースサイトの環球網は2020年8月18日、韓国が空母建造計画を発表したことについて、「造らない方がよい」と忠告する記事を掲載した。 記事は、韓国の国防部が10日に発表した2021~25年の国防中期計画の中で、空母建造計画の情報を明らかにしたことを挙げ、「数十億ドルを投じて3万トン級の軽空母を建造し、F-35Bを配備して2020年代末までに進水する計画だ」と紹介した。 「戦時作戦統制権」返還の思惑 これについて「韓国は本当にさまざまな戦略を想定しているのだろうか ...

今では「革命の首都」と呼ばれる北朝鮮の首都・平壌。かつては「東洋のエルサレム」と言われていた。朝鮮半島におけるキリスト教の中心地で、クリスチャンも多かったからだが、朝鮮戦争前後にその多くが現在の韓国に移住した。 そのような歴史的経緯もあり、韓国のキリスト教(プロテスタント)の中には、北朝鮮における布教を重要視する人々がいる。そして、その活動の実態が明るみに出た事例もある。 例を挙げると、中国・丹東でレストランを営んでいた韓国人のキム・ジョンウクさんは、2013年10月に北朝鮮 ...

北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は20日、1面に平壌総合病院の建設が急ピッチで進んでいるとの記事を掲載し、次のように伝えた。 「入院病棟5−2号棟と外来病棟の2、3、4区域の骨組みの工事を終えた軍人建設者たちは、外部美観作業課題の80%罫線を突破し、8建設局の建設者も任された対象の骨組み工事の仕上げ段階で進めている」 着工式で「人民の大切な健康と安全をよりしっかり守ることのできる今一つの貴重な財産」だと、金正恩党委員長がその意義を強調した平壌総合病院の建設計画だが、現場では ...

【元山1月9日発朝鮮中央通信】松涛園国際少年団キャンプ場(江原道)で、児童・生徒の第1期冬季キャンプが始まった。 キャンプの期間、児童・生徒は馬息嶺スキー場でスキー、スケート、そり乗りなどで楽しい日々を過ごす。 冬季キャンプ開始の集いが、9日に行われた。---