「陸の孤島」に閉じ込められる北朝鮮女性たちの絶望

そこで、農村出身の女性に目をつけたわけだが、これとてうまくいくかは不透明だ。

革命化の行き先、つまり流刑地として使われるほどイメージの悪い「陸の孤島」のような農村に自ら行こうとする人は、まずいないだろう。そうこうしているうちに、どんどん女性が農村から出ていく。農村への強制移住政策は、「底の抜けた甕に水を注ぐ」(焼け石に水)に過ぎない。
(参考記事:大量に送り込み大量に逃げられる北朝鮮の「集団配置」