「陸の孤島」に閉じ込められる北朝鮮女性たちの絶望

調査は、先月26日から今月1日まで開かれた、朝鮮労働党中央委員会第8期第7回総会拡大会議での穀物を増産するという決定事項が発表された後に行われている。

最優先課題である穀物増産、そのための協同農場の労働力確保のために、都会に移住した農村出身の女性を強制的に連れ戻そうというのだ。
(参考記事:「やっぱり、もうダメだ」金正恩発言に北朝鮮国民も絶望

偽装結婚も

首都・平壌郊外の平城市は都市部と農村部が併存し、後者には10カ所の協同農場がある。実際にどれほどの女性が都市部に移住したかは確認されていないが、1カ所の農場から年間10人が移住したとしても、12年間で1000人以上が農村部から抜け出した計算となる。