野犬に襲われ無残に…北朝鮮「21歳女性兵士」の悲劇

韓国で2014年4月に発生したセウォル号沈没事故では、304人もの貴重な命が失われた。韓国政府は沈没直後から長期に渡り、海底に沈んだ船体内で行方不明者の捜索を繰り返した。事故から3年後、韓国政府は船体を引き上げて、船内を隅々まで捜索、行方不明者の遺骨を収集した。

このように韓国の人々にとって、家族の遺骨を手厚く葬ることはとても大切なことだが、それは同じ民族である北朝鮮の人々も同じだ。死者や墓地を粗末に扱えば、怒りを爆発させる。

それなのに、家族との再会を果たせず、丁重に葬ってもらえない人々も少なくない。例えば、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)に勤務する兵士だ。

普通の「犬」ではなかった

米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)の咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋は、清津(チョンジン)市郊外に駐屯する高射銃部隊で兵役についていた21歳の女性兵士の非業の死について伝えている。