30代男性にガソリンをかぶらせた北朝鮮の「貧困と絶望」

国境警備隊は、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の中でもかなり「オイシい」部隊に属する。脱北や密輸の手助けの見返りにワイロを受け取り、除隊後の商売の種銭にできるからだ。

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しかし、北朝鮮当局は脱北や密輸に対して厳しい取り締まりを行うようになり、以前のような実入りは期待できなくなってしまった。

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それが影響しているのかどうかは不明だが、一家3人は平安道で生活苦に喘いだ末、金正淑郡に戻ってきた。しかし、この地も彼らにとって安住の地とはならなかった。