【実録 北朝鮮ヤクザの世界(上)】28歳で頂点に立った伝説の男

最も大きなシノギはあらゆるトラブルの「仲裁」。度々起こる他の愚連隊同士の抗争や勢力争い。解決しにくい個人間のトラブルが起こった場合は、ソクの出番だ。仲裁して解決し、その見返りとして「酒」「食べ物」「衣類」などを受け取る。

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金銭ではなく、物資で報酬をもらうという点が興味深いが、このあたりは当時の北朝鮮社会の実情を反映している。物資が圧倒的に不足している北朝鮮で、生活必需品はヤミ市場で売買すれば、十分「現金」になる。

実際、ソクのようなヤクザだけでなく、一般住民、そして党の幹部や軍人さえも国家から支給された物資をヤミ市場に横流しして金品に換えるのだ。時と場合によって「物資」は「現金」以上に信頼できる交換手段だ。

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ソク・グループは、食糧倉庫などを衝撃し、物資を盗むこともあった。もちろん、下手を打って構成員が逮捕され「教化所」に送られることもある。

激しい拷問

日本の刑務所にあたる北朝鮮の教化所は、想像を絶する厳しい拘置施設だ。