【実録 北朝鮮ヤクザの世界(上)】28歳で頂点に立った伝説の男

北朝鮮の女性として真っ先に思い浮かぶのが、日本や韓国でも話題となった「北朝鮮美女応援団」。彼女たちのような、しとやかで清楚な北朝鮮女性達からすれば、ソクみたいな無頼者はさぞかし毛嫌いされる存在だったに違いない——と思いきや、意外とそうではなかった。

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「直接は知らないけど、ソクという人の噂は聞いたことがあります。女子には相当モテたと思いますよ。北朝鮮にも不良男子にあこがれる女子はいますから」

そう語るのは2010年に脱北して現在は韓国・ソウルに住む李京花(イ・キョンファ)さん(50代)。ソクの名が轟いていた頃に、10代後半の多感な時期を過ごした李さんは、自分の少女時代を懐かしむかのように言葉を続けた。

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「北朝鮮では、韓国以上に男子は『男らしさ』が求められるので、年頃の女子が不良に憧れるのもなんとなくわかる気がする。不良が嫌いだった私でも、こっち(韓国)に来てから韓国の男子が頼りなくていらいらする時もあるぐらい。『北朝鮮の男を見習え!』って(笑)」

カネより貴重なもの

勢力が拡大していったソク・グループは、喧嘩に明け暮れるだけでなく、日本で言う「シノギ」のような収入源も手にした。