「国家のウソを暴露」テレビ放映に北朝鮮国民も当惑

両江道(リャンガンド)の情報筋によると、上映禁止令に伴い、国家保衛省(秘密警察)が各道の映画普及所に立入検査を行い、映画のデータがUSBやDVDなどにコピーされて流出していないかを調べた。そして、違反者を摘発、処罰した。(参考記事:「見てはいけない」ボロボロにされた女子大生に北朝鮮国民も衝撃

北朝鮮の人びとは、もはやこの人気映画が見られないものと考えていた。それが突如として急に正月2日、3日の20時半というゴールデンタイムにテレビで放映されたのである。

「中央の指示で(上映が)全面禁止されていたこの映画が、新年を迎えて急にテレビで放映され、住民は驚きを禁じ得なかった」

なお、その内容は断片的に伝えられるだけだったこの「72時間」だが、動画投稿サイトなどで国外でも全編が見られるようになった。

怒りをあらわに

映画を見た北朝鮮の視聴者は、こんな感想を抱いた。