北朝鮮の13歳少女に「緩慢な処刑」の残酷な日々
取り調べで父親は「食べるものがなく飢えていた、他に方法が見つからず、死を覚悟して娘とともに脱北しようとした」と供述した。
父親は今月8日に、穏城郡保衛部の本部に身柄を移されたが、その姿を目撃した住民によると、前歯がすべて折れてなくなり、まともに歩けない状態だったという。受けた拷問の凄まじさがうかがい知れる。
地域担当の保衛員は、コロナ非常防疫体制下で脱北しようとした、もはや生き残れないだろうと語ったという。運が良くても管理所(政治犯収容所)送りは免れないだろうということだ。
(参考記事:若い女性を「ニオイ拷問」で死なせる北朝鮮刑務所の実態)
「死ぬまで放置」
父親と逮捕された娘は4日後に釈放されたが、面倒を見る者がおらず、ひとりで家に籠もり、飢えに耐えているという。