北朝鮮の13歳少女に「緩慢な処刑」の残酷な日々
この男性は、国境地域に住む他の人々同様に、月に1〜2度、川を渡って中朝を行き来する密輸で生計を立ててきた。ところが、そんな暮らしは国のコロナ対策であっという間に崩れてしまった。
北朝鮮政府は昨年1月、新型コロナウイルスの国内流入を防ぐため国境を封鎖し、貿易を停止、国境警備を今まで以上に強化した。下手に密輸に手を出すと、最悪の場合は処刑されかねない状況で、父子はたちまち生活苦に直面した。
(参考記事:違反者は軍法で処刑…北朝鮮の厳重なコロナ対策)恐怖心から「自白」
にっちもさっちも行かなくなった男性は、脱北という重大な決断を下した。