北朝鮮の13歳少女に「緩慢な処刑」の残酷な日々

家を出たのは今月1日のこと。娘には、国境の川のそばに特定の場所に身を潜めて待っているから、午後6時までにそこにやってこいと伝えた。

娘は言われたとおりに川に向かったが、国境近辺は緩衝地帯で、許可なく近づけば無条件で銃撃するとの警告がなされていた。案の定、国境警備隊に捕まってしまった彼女は、「どこに行くのか」と詰問され、恐怖のあまり正直に答えてしまった。

「お父さんと一緒に渡江(脱北)することにした」

(参考記事:国境地帯で射殺される北朝鮮国民が急増している

前歯がすべて…

娘の身柄を引き受けた保衛部(秘密警察)は、彼女をおとりにして父親が身を隠している場所に向かい、父親も逮捕した。