北朝鮮軍がマスクを「産地偽装」して密輸している

「切迫した状況で、質の良い製品を求めようとする考えが働いた」(情報筋)とはいえ、韓国製とあっては一般の兵士にそのまま配るわけにはいかない。非社会主義、反社会主義現象の取り締まりキャンペーンを行っているからだ。

そこで、この会社は1日夜、税関から100メートル離れた物流倉庫で、韓国から取り寄せたマスクを、北朝鮮製に偽装する作業を行った。作業には、近隣の軍部隊の女性兵士40人が動員された。

情報筋は、マスクの量について「わからない」としつつも、動員された人々は、マスクの産地偽装作業で夜も寝られなかったとのことなので、相当の量だった模様だ。