北朝鮮の「ドラ息子」乱闘騒ぎの苦すぎる後始末

韓国のNGO・脱北者同志会の徐宰平(ソ・ジェピョン)事務局長はデイリーNKのインタビューに、「首領(金日成氏)がどのような人だったかよく知らない世代が社会の中心を占めつつある今、哀悼する雰囲気も忠誠心も消えつつある。また市場経済化を通じて個人主義が拡散しつつあるため、このような現象は今後も起きるだろう」と指摘した。

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かつての北朝鮮では、強いカリスマを持った金日成氏が頂点に立ち、人民に恩恵――つまり配給――を与え、人民がその恩に報いるというシステムが成り立っていた。ところが、金日成氏の死去と時を共にして北朝鮮を襲った大飢饉「苦難の行軍」を境に、そのシステムは崩壊してしまった。

「チャンマダン(市場)世代」と呼ばれる若者は、国が一切合切を配給していた1980年代以前の状況を知らず、国や最高指導者に対して「ありがたい」という気持ちを持たず、「国や社会より自分が大切」と考えると言われている。それが、哀悼期間中の事件の多発に繋がっているのではないかということだ。