北朝鮮の「ドラ息子」乱闘騒ぎの苦すぎる後始末

例えば、昨年12月17日の金正日総書記の命日の前日、北東部の清津(チョンジン)では、若者グループがレストランで食事中に乱闘騒ぎを起こし、全員が逮捕された。その場に居合わせた地元幹部は厳罰を指示しており、最悪の場合は収容所送りになりかねないものだったが、その後の処遇は不明だ。

(参考記事:金正日が死んだ日なんか関係ねぇ…北朝鮮の若者たちが大暴れ

哀悼期間と同様、慎重な行動が求められる選挙期間中には、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の軍官(将校)と大学生グループが平壌市内のレストランで乱闘騒ぎを起こし、軍官が処罰されている。

(参考記事:北朝鮮軍人と学生グループが大乱闘。しかし処罰されたのは…

このような事件は口コミで全国に伝えられるが、そのような状況が繰り返されたことで、市民が緊張しなくなり、それが事件、事故と繋がるという悪循環が繰り返されるのではないかとの指摘が上がっている。