北朝鮮の「ドラ息子」乱闘騒ぎの苦すぎる後始末

幹部は本人のみならず、家族に対しても普段からそれなりの行動、言動が求められているというのに、若者たちはよりによって哀悼期間に乱闘騒ぎを起こしてしまったことで、批判の声が高まっており、家族もろとも平壌から追放されるのではないかと噂されている。

北朝鮮においては平壌市民であるだけで、様々な特権が与えられる。そこそこの生活レベルが保証されており、旅行証(国内用パスポート)がなくとも他地方への移動ができる。そんな恵まれた環境から、様々なインフラの整っていない地方に追放されることは、まさに「島流し」同然の刑罰だ。

かつて、哀悼期間に事件、事故が発生することはめったになかった。処罰を恐れて慎重に行動するからだが、ここ数年で状況に変化が現れ、期間中に様々な事件が起きている。