美女2人は「ある物」を盗み公開処刑でズタズタにされた

こうした事件の多くは、無実の罪を着せられ、刑務所での服役を余儀なくされた人々の報復と見られている。

北朝鮮の保安員は取り締まりの権限を振りかざし、庶民からワイロを搾り取ることを生業としている。要求に応じなければ様々な言いがかりをつけて逮捕し、刑務所送りにすることもある。また、同様のやり方で女性に性行為を強要することもあり、悪徳保安員に対する庶民の恨みは深い。

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ただ、報復殺人の背景がどのようなものであっても、大衆の権力に対する挑戦を北朝鮮当局が見過ごすはずはない。北朝鮮当局にとっての「守るべき秩序」とは、金正恩体制を維持するために必要な秩序のことだからだ。

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北朝鮮当局がここへ来て公開処刑を再開したのは、経済難による社会の動揺が、金正恩体制の足元を揺さぶる危険性を感じ取ったからではないだろうか。

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北朝鮮の歴史は粛清と処刑の歴史だ。それは金王朝の始祖・金日成主席の時代に始まり、金正日総書記の時代にも、金正恩党委員長の時代にも続いている。

ただ、それぞれの時代ごとに少しずつ違った特徴がある。金日成氏の時代、その主な目的はソ連や中国を後ろ盾とした政敵の除去だった。

しかし金正日氏の時代、彼の政敵となり得る存在はもはや根絶やしにされていた。それでも、金正日氏はもっぱら自らの失政から国民の目を背けるため、軍に命じて公開処刑に拍車をかけた。また時には、自らの乱れた私生活を隠ぺいするため、愛人を口封じで処刑したこともある。

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では、金正恩氏の時代に行われている公開処刑の特徴は何か。