「産婦人科で密造」の噂まで…薬物乱用が止まらぬ北朝鮮
しかし、薬物を密造・密売する犯罪組織の魔の手は、家庭や司法機関にまで及び、今では当局の一部が黙認しているとデイリーNKの内部情報筋は伝えてきた。
(参考記事:一家全員、女子中学校までが…北朝鮮の薬物汚染「町内会の前にキメる主婦」)平安南道(ピョンアンナムド)の情報筋は、「最初の頃は、(覚せい剤の)密造地域としては咸鏡南道(ハムギョンナムド)の咸興(ハムン)が代表的だったが、今では首都・平壌に近い平城(ピョンソン)やその他の地域でも作られている。当局がやっているのではなく、個人が覚せい剤の密造に手を染めているのだ」と述べた。覚せい剤は「テンダ」と呼ばれる錠剤として1粒1ドルで売られるという。
最近の覚せい剤ビジネスの隆盛は、「石炭輸出の減少」が背景にあるとも言われる。