住民や労働者が次々に逃げ出す酷寒の「恐怖写真」現場

北朝鮮国営の朝鮮中央通信は10月30日、金正恩党委員長が中国との国境に近い三池淵(サムジヨン)郡を視察したと伝えた。金正恩氏が同郡を視察するのは、今年3回目だ。

三池淵郡は北朝鮮で「革命の聖地」として知られるとともに、風光明媚な景勝地でもある。金正恩氏は東海岸の「元山葛朝(ウォンサンカルマ)海岸観光地区」と並び、同郡の観光開発プロジェクトを最重視していると見られる。

しかし、三池淵郡の建設現場の安全対策は劣悪で、実際に事故も発生。北朝鮮が公開した写真の中にも「恐怖写真」レベルのものがある。

(参考記事:金正恩氏の背後に「死亡事故を予感」させる恐怖写真

しかも、三池淵郡は北朝鮮の最高峰・白頭山(ペクトゥサン)を擁する高原地帯だ。