「首都は問題ないが地方はかなり苦しい」平壌市民が語る制裁下の北朝鮮

A氏「咸鏡北道(ハムギョンブクト)羅先(ラソン)の国営ガソリンスタンドでは、ガソリン価格が少し下がったと聞いた。ガソリンスタンドではガソリン1キロ(1.34リットル)が17元(約294円)、闇では14元〜15元(約242円〜260円)で売られているらしい。この情報をくれた人は『中国とロシアから密輸で入ってきたガソリンが、国営スタンドのものより安い、みんなヤミで買っている』と言っていた」

記者「商売への影響は?」

A氏「平壌に関しては大丈夫だ。資材が供給されているから変化はほとんどない。しかし、地方は以前より苦しくなっただろう。品物が入ってこなくなったので、その日暮らしの商人はどうやって食べていくか心配していると聞いた。輸出メインの工場、企業所の労働者も苦しくなったそうだ。一番苦しい思いをしているのは、力のない庶民だ」

記者「電気の供給は?」