北朝鮮に「ブラジャー」がもたらした意識変化
デイリーNKは北朝鮮における「イマドキ10代おしゃれ事情」を知るため、昨年10月に脱北したリ・チョルフン君(仮名)にインタビューした。彼の金正恩デザインに対する評価は、「あんなダサい制服を着たら人間の価値が下がります」と、何とも無慈悲なものであった。
ちなみに、かつてオシャレなど考えたこともなかった北朝鮮国民の間で、クールなファッションの風を巻き起こしたのは韓国の学生運動の女性闘士、林秀卿(イム・スギョン)氏だった。89年、韓国政府の制止を振り切って訪朝。その際のさわやかな服装や自由な発言が、北朝鮮の人々に衝撃を与えたのだ。