「同僚の娘を貯水タンクに沈めて殺害」…北朝鮮で多発する凶悪事件の動機と背景
そのためか、麻薬、覚せい剤に手を染める住民も多く、昨年2月には、麻薬ビジネスのトラブルをめぐり、警察官の妻が男性2人を殺害する事件も起きた。
(参考記事:北朝鮮で女性犯罪が急増…金持ちを餌食にする「毒婦」たち)金正恩氏は、薬物汚染に関しては厳しく取り締まる方針を打ち出している。しかし、覚せい剤が蔓延するきっかけは北朝鮮自身によるものだ。外貨稼ぎのために製造された覚せい剤が、周辺国の警備が強化されたため、行き場をなくし、結果的に国内に蔓延してしまった。薬物汚染は自業自得ともいえる。