「手足が蚊のように細い」金正恩の護衛部隊から死者続出

「保衛局傘下の特殊区域の被害防止は、同局所属の建設専門部隊がやるのが原則となっているため、別働隊を派遣せよとの命令を下したのだが、部隊では栄養失調や結核を患い、保養のために一時帰宅している者が多く、すぐに人員を派遣できなかった」(参考記事:「腹が減って動けない」ミサイル乱射の北朝鮮軍、実は危機的状況

そんな中、平安北道(ピョンアンブクト)の一部の特閣につながる道路の街路樹が倒れ、浸水被害が発生した。北朝鮮では、金氏一家に関連することは何よりも優先されるため、たとえどんな理由があろうとも、一切聞き入れてもらえない。保衛局は、115旅団がすでに「戦闘力を喪失した」とみなし、指揮官の解任に至ったというわけだ。

農場を襲撃

保衛局本部党政治委員会は「どれほど普段の部隊の管理ができなければ、決められた時間に迅速に現場に出動できないほどになるのか」「虚弱患者が部隊の定員の半分になるのは、保衛局に恥をかかせたも同然だ」などと、旅団長と政治委員を厳しく叱責したという。