金正恩、犯罪が手に負えず「公開処刑」乱発…市民は効果を疑問視

情報筋によると、市内では今年に入ってから月に1〜2回のペースで強盗殺人など凶悪犯罪が発生している。かつては年3回ほどだったことを考えると激増といってもいいだろう。

それも単純な物取りではなく、殺人に及ぶのが従来との違いだ。中には、容疑者検挙に至っていないケースもあり、市民の不安が増幅しているということだ。市民の間では、こんな話がされているという。

「家に強盗が押し入ってきても追い出そうとせず、彼らが要求するものを素直に出して命乞いしなければならない」(参考記事:北朝鮮国民が緊張…「謎の薬物で眠らされる」新たな恐怖

食糧難が深刻

そんな状況を意識してか、当局は公開処刑に踏み切ったと思われるが、市民は口々に「銃声を鳴らしたところで、犯罪が減るのか」と懐疑的に見ているという。