金正恩、犯罪が手に負えず「公開処刑」乱発…市民は効果を疑問視

情報筋によると、今年5月に清津市の羅南(ラナム)区域で、食うに困って人を強盗殺人を働き、200万北朝鮮ウォン(約3万4000円)を奪って逃走した2人がまず処刑された。犯行の様子がマンション周辺に設置されていた監視カメラに捉えられていたのだ。

この監視カメラ、普段は停電のためにまともに作動していなかったが、ちょうど犯行時刻に限って電気が供給され、作動していたのだという。

咸鏡北道安全局(県警本部)捜査課は、この2人が他の殺人事件の容疑者であると見て大々的な捜査を行った結果、4月末にも、バラバラ殺人を起こしていたことが明らかになった。

不安が増幅

さらに、処刑された別の1人は、電線を盗んで売ろうと思いある人を訪ねたが、断られたため、殺害したという。情報筋によると、電線の窃盗は昔から深刻な犯罪だったが、今回はそれに加えて殺人を犯したために処刑されたと説明した。なお、同時に処刑された残る2人の容疑について、情報筋は言及していない。