金正恩、犯罪が手に負えず「公開処刑」乱発…市民は効果を疑問視

最近になって、北朝鮮から公開処刑の情報が相次いで伝えられている。

両江道(リャンガンド)恵山(ヘサン)では、大量の牛を盗んで売り払ったとして、9人が、多くの市民が見守る中で処刑された。厳しい経済状況から各地で強盗・窃盗などの犯罪が相次いでおり、見せしめにすることによって犯罪を抑制しようという「さらし首」にも通じる、前近代的な法感情に基づいたやり方で対処している。(参考記事:「あまりに残忍だ」男女9人公開処刑で北朝鮮に怒りの世論

カメラが捉えた現場

咸鏡北道(ハムギョンブクト)清津(チョンジン)でも、5人が公開処刑されたと、現地のデイリーNK内部情報筋が伝えている。これほど公開処刑が続くのは、金正恩総書記を含む最高レベルが、何らかの「対処方針」を示した可能性が高い。(参考記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面