北朝鮮の17歳「革命化失敗」で実質死刑、家族も全滅
首都・平壌の北東部に位置する恩情(ウンジョン)区域は、北朝鮮最高の科学研究の殿堂「国家科学院」やミサイル技術者らが住むタワマン団地「衛星科学者通り」を擁する新興住宅地だ。隣接する商業都市、平城(ピョンソン)市から1995年に平壌市に編入された。
そこに住む18歳の若者が、15年もの実刑判決を受けた。容疑は「友人に韓流ドラマなどのファイルを売った」というものだが、「犯行」当時は17歳の未成年だったにもかかわらずだ。現地のデイリーNK内部情報筋が伝えた。
6カ月にわたる拷問
この若者は、朝鮮中央銀行平壌市恩情支店内にある朝鮮労働党委員会の初級党書記の息子のAさんだ。