北朝鮮の若者2人が味わった「たった14時間の自由」

実家に戻るに当たって2人は、「中国で見たすべてのことは心のなかにしまっておけ」と、いっさい口外しないように保衛部から警告を受けた。だが、この話はあっという間に広がってしまったようだ。

その話を聞いて、「一度でいいから見てみたい」と思った人もいるだろうが、新義州を含む国境地帯は、特別な許可がなければ立ち入ることができない。北朝鮮のほとんどの人にとって、国境の向こうの光を見るのは、外国に行くのと同様に困難なことなのだ。