史上初、複数候補が競う北朝鮮の選挙に有権者は「あまり意味ない」

平安北道(ピョンアンブクト)のデイリーNK内部情報筋は、二人の候補が推薦され、人民の自由意志に基づき投票できるようになったとの新しい選挙方式について、今月8日から人民班(町内会)を通じて市民に知らされたと伝えている。各地の通勤ルートや人民班の至るところに、二人の候補者の名前と写真が貼り出されている。

選挙制度が変わったという話を聞いた市民だが、最初はよくわからないという反応を示していたが、選挙ポスターがあちこちに貼り出されたのを見て非常に驚いたという。

市民は興味深いとの反応を示す人、「酒1本を奢ってくれた人に投票する」という冗談交じりの反応を見せる人もいるが、ワイロがすべてを左右する北朝鮮社会らしい反応だろう。

「選んでどうする」

しかし、否定的な反応、冷笑が多い。