「北朝鮮兵は倒れるまで殺戮を続けた」ウクライナ軍将校がクルスクで見たもの
だが、100万人以上とも言われる北朝鮮軍兵力の2割か1割が、ウクライナ軍との実戦経験に基づく最新の戦闘技術を身につけ、エリート部隊として育成されるならば、それはじゅうぶんに脅威だ。
もちろん、先端兵器で武装した米軍や、ウクライナ軍をはるかに凌ぐ火力を擁する韓国軍には歯が立たないかもしれない。しかしそれよりは、現代戦で「戦勝」を挙げ、世界最強レベルとなった精鋭部隊が体制の守護を担っているとのイメージが、金正恩体制にいっそうの生命力を与えてしまうのではないかと思えてならない。