「北朝鮮兵は倒れるまで殺戮を続けた」ウクライナ軍将校がクルスクで見たもの
ウクライナ軍が一部占領したロシア西部クルスク州の大部分をロシア軍が奪還したと伝えられる中、英国のメディア「インディペンデント」は14日、ロシアに加勢する北朝鮮軍が「自殺攻撃」の波状攻勢をウクライナ軍に加えたと報じた。
記事によれば、現地で戦うウクライナ軍の偵察部隊将校は、北朝鮮の戦術を、大量のアクセスによってウェブサイトをダウンさせるサイバー攻撃に例え、インディペンデントの取材にこう答えている。
「我々は、DDOS攻撃のような『人間の波』に直面した…我々は10人中8人の北朝鮮兵を倒すことができた」
「しかし、一部の地域では我々の部隊が劣勢で、彼ら(北朝鮮軍)は完全に倒されるまで殺戮を続けた」
従来、北朝鮮兵については「見かけだけで、強くない」という見方も多かった。戦術が古く、訓練も形式的で、権力の理不尽さに不満を持ち士気も高くないとする分析だ。(参考記事:女性少尉を性上納でボロボロに…金正恩「赤い貴族」のやりたい放題)
「人格がない敵」
しかし、そうとばかりも言えない現実が目の前に現れてきた。北朝鮮兵の「命知らず」の戦い方については、ほかにも証言が出ている。