金正恩命令も完全無視…ウクライナ派兵「特殊部隊」のグダグダな実態

重要な政治行事が行われるときは、国内に厳粛な空気が流れる一方で、国境の警備は手薄になる。それを狙ってブローカーと、家族3人が川を渡って中国に脱北した。手引きしたのは、暴風軍団の軍官(将校)と下戦士(二等兵)だった。

彼らは哨所(監視塔)や監視カメラの設置された区域を最大限避けて川を渡ったが、脱北ブローカーが北朝鮮に戻ってきた様子がカメラに写ってしまい、事件が発覚した。

脱北の動きを事前に察知できなかった暴風軍団の指揮部だが、軍官と下戦士が自らの担当区域でないところでウロウロしているのを不審に思い、彼らを逮捕して激しい拷問にかけて、自白を引き出したとのことだ。(参考記事:北朝鮮女性を追いつめる「太さ7センチ」の残虐行為