北朝鮮の15歳少女「見せしめ強制体験」の生々しい場面
金正恩政権は、国境を封鎖して貿易を停止するという極端なゼロコロナ政策に加え、市場の自由度を狭めている。韓流コンテンツ取り締まりなど思想統制のために最高刑を死刑とする新法を制定し、人々の生活はいっそう息苦しくなっている。
そうした状況は、北朝鮮の人々に「一か八か」の決断を促す。
先月、スイスのジュネーブで開かれた「人権と民主主義のためのジュネーブ首脳会議」でスピーチした脱北者出身の作家であるハン・ソンミさんは、自身に脱北を決心させた2009年のある出来事について語っている。
「崩れ落ちる姿」
当時15歳だったハンさんは、ある女性が公開処刑される現場を強制的に「参観」させられたという。