300人が青ざめた、金正恩「お嬢さま処刑」の見せしめショー
最前列で、その様子を息を飲んで見守っていたのは、二人の商売の協力者でもある保衛員(秘密警察)たちで、銃殺後に、彼らも違法映像物流通加担、黙認の容疑で逮捕された。
(参考記事:【写真】玄永哲氏の銃殺で使用の「高射銃」、人体が跡形もなく吹き飛び…)一方、道保衛局政治部長の座にあった父親は、処刑を免れたものの、管理所(政治犯収容所)送りとなった。今まで特権に守られていた人物が、極度に劣悪な環境の管理所に送り込まれるとなると、緩慢な処刑と言っても過言ではないだろう。
以前なら、秘密警察幹部の父親の権力で、罪をもみ消すことができたかもしれない。しかし北朝鮮では、社会統制のための新法が後には「見せしめ」のための処刑が増える傾向がある。2人が死刑になったのも、反動思想文化排撃法が影響したと見られた。
しかしだからと言って、法の条文に死刑が規定されているとは限らない。