「冷たい地面に腹這いで何時間も」北朝鮮女性兵士の理不尽な苦痛

今年の訓練に参加した両江道(リャンガンド)の住民はRFAに対し、訓練の厳しさについて次のように語っている。

「すべての訓練が苦しかったが、いちばんつらかったのは、凍結した地面を這いまわる匍匐前進と、何時間もうつ伏せになっていなければならない射撃訓練だった」。これは、正規軍で10年に及ぶ兵役を終えた経験者ですらつらいものだったという。

それだけに、全く経験のない若い女性兵士などはたまらない。「気温がマイナス15~20度にもなる寒さの中、一日中野外で訓練が行われた。私が所属した小隊だけでも耳や指に凍傷を負った女性隊員が6人もいた」と、この住民は述べている。

(参考記事:北朝鮮女性を苦しめる「マダラス」と呼ばれる性上納行為

北朝鮮の軍事組織において、女性たちは様々な苦痛にさらされているが、民間軍事組織においても、状況は大きく変わらないのかもしれない。