北朝鮮女性を追いつめる「太さ7センチ」の残虐行為
情報筋によると、国際社会の目を気にして一時は諌められていた拷問だが、最近になって再び当たり前のように行われるようになり、死んでもかまわないと考えられるようになっているとのことだ。
(参考記事:「拷問の苦しみを理解する」北朝鮮の若者が残した遺書の凄絶な中身)
両江道(リャンガンド)保衛局の場合、昨年1年間の一連の取り締まりで逮捕したのは数百人。そのほとんどが20代から40代の女性で、多くが送金ブローカー業や密輸に加担していたものと思われるが、取り調べを受けた後、教化所(刑務所)や管理所(政治犯収容所)送りになっている。
女囚28人が強いられた残酷体験
北朝鮮は世界で最も閉鎖的な国家と言えるが、その内部で起きる人権侵害については、国際NGOなどが様々な方法で監視を続けている。
米国の人権団体「北朝鮮人権委員会」(HRNK)のグレッグ・スカラチュー事務総長は、中朝国境地域の咸鏡北道(ハムギョンブクト)にある全巨里(チョンゴリ)教化所の過去数十年に渡る衛星写真を分析。その結果、女性収容施設が拡張されていることが判明した。