北朝鮮軍「村の娘に鬼畜行為」食糧徴発でも乱暴狼藉

村には、遠く離れた黄海北道(ファンヘブクト)沙里院(サリウォン)市に駐屯する朝鮮人民軍(北朝鮮軍)第12軍団の後方部(補給担当部署)の兵士らが、軍糧米(軍向けの食糧)の徴発にやって来ていた。(参考記事:軍と国家が一斉に農場を襲う、北朝鮮「食糧難」の末期症状

彼らは、村の周辺に建物を建てて駐屯していたが、素行が極めて悪かった。テカテカでヨレヨレの軍服を着て、まるで中学生のように幼く見える彼らだが、軍糧米の徴発にはさほど興味がないようで、それよりも武装したまま民家に押し入って盗みを働いたり、農民から徴発したコメを売り払ったりしてカネ儲けに励むなど、やりたい放題だったという。

鬼畜の所業

村人は、家財道具はもちろんのこと、家畜として買っている犬、鶏、山羊などが盗まれることを恐れ、昼には外出できず、夜には家畜を家の中に入れて寝ずの番を行うなどの対策を強いられていた。