金正恩が軍に開発を厳命した「動く銅像」の極秘計画

ただ、金正日氏の生母である金正淑(キム・ジョンスク)氏の銅像に関する指示は、今のところ下されていない。

今までも両氏の銅像を巡っては、監視カメラを設置した上で、住民を駆り出して24時間体制で警備を行なってきたが、さらに完璧なシステムを備えようということだろう。

「完成すれば銅像の安全管理は、各部隊の政治部が行うようになり、体制守護に関する事業は引き続き発展するだろう」(情報筋)

コロナ鎖国による食糧難で、多くの国民が耐乏生活を強いられ、餓死者さえ出ている状況で、銅像を守るプロジェクトに巨額の予算を投じる。これが北朝鮮という国だ。

(参考記事:北朝鮮「骨と皮」だけの一家を待っていた悪夢の8日間