金正恩が軍に開発を厳命した「動く銅像」の極秘計画

また、命より大切な肖像画が粗末に扱われる事態も起きており、今回のプロジェクトには思想的な「たるみ」を引き締め、体制をさらに強固にするという目的もあると思われる。(参考記事:北朝鮮で「命より大切な将軍様の肖像画」が粗末に扱われる事態多発

指先ひとつで自動的に巨大な銅像がせり出すシステム。さすがに各部隊で作るのは難しいと考えたようで、工兵部隊、技術部隊の専門家に依頼して行うことにして、来月1日から工事に入る。

また、当局は金策(キムチェク)工業総合大学の工学研究者、第1旅団の技術イルクン(幹部)を動員し、作業の支援に当たらせることにした。

聖母の銅像は…

それでも、各部隊は頭を抱えている。銅像が入るだけの穴を掘るには、相当な労働力が必要だからだ。また「銅像だけではなく、史跡碑用の坑道まで掘れという命令が下されるかも知れない」との声も上がっている。