北朝鮮の女性労働者、中国での過酷な「強制合宿」の実態

なんとその女性は妊娠していたのだ。その女性は、北朝鮮に接する遼寧省丹東のアパレル企業で働いている北朝鮮女性のAさん。

20代のAさんは、自らが妊娠したことに気づいていなかったが、お腹が膨らんできたのに気付いた同僚が、幹部に報告した。報告は北朝鮮領事館にまで上げられ、調査が始まった。

Aさんが務めるアパレル企業は、工場の建物の中に寄宿舎があり、外部の人と接触するのは難しい。また企業関係者も、コロナ対策として急用がない限りは工場に入って北朝鮮女性労働者と接触できないことになっていた。

そのことから、Aさんが北朝鮮の男性幹部に性暴力を受けたのではないかという憶測が流れたが、調査が進み、ついに真相が明らかになった。