「禁断の味」我慢できず食べた北朝鮮男性を処刑

金正恩党委員長と朝鮮労働党中央委員会は今年9月、牛の個人所有、販売、屠畜を厳しく禁じる指示を下した。情報筋は、この指示の徹底を図るために、男性が見せしめとして処刑されるものだと見ている。

金正恩氏の「牛肉食べるな」方針に戸惑いの声

北朝鮮の庶民が、牛肉を口にすることはめったにない。牛は食べるものではなく、重要な生産手段だからだ。

当局は、個人の牛の所有、屠畜、販売を禁じている。違反者は単なる経済犯ではなく政治犯扱いとなる。許可なく食べたり販売したりして銃殺される人もいたほどだ。(参考記事:北朝鮮では「牛肉を食べたら銃殺」だった

しかし、規制は近年に入って緩和される傾向にあったが、ここに来て再び強化されることになった。