「禁断の味」我慢できず食べた北朝鮮男性を処刑
また、働けなくなった牛を屠畜する前に必ず獣医師の診断を受けさせ、農場、牧場、国家機関の同意を得ねばならず、個人が勝手に行ってはならないとしている。
指示に合わせて、刑罰も強化された。牛の密売で摘発された場合の量刑は5年以下の教化刑(懲役刑)、今回からは4頭までは無期懲役、それ以上は死刑というものだったが、10月1日からは7年以上の教化刑、4頭以上は死刑となった。
今後しばらく、牛肉は市場から姿を消しそうだが、ほとぼりが冷めれば戻ってくるだろう。この手の指示は、ワイロによって骨抜きされるのが北朝鮮の常だからだ。(参考記事:北朝鮮が密輸の取り締まりを強化。結果は「ワイロ高くなるだけ」)
農民からは不安の声が上がっている。個人が丁寧に管理していた牛を農場に戻すとなれば、まともな管理が行われず、畑仕事に使えなくなるという理由からだ。