「禁断の味」我慢できず食べた北朝鮮男性を処刑
牛を盗んで食べたことを認めた40代男性は、その場で安全部に逮捕された。
取り調べに対し男性は、新型コロナウイルス対策で国境が封鎖され、ギリギリの生活を送っていたが、ついに食べ物が尽きてしまい、にっちもさっちもいかなくなった彼は、農場に忍び込んで牛を盗んで食べたと陳述した。
実際、この村の各家では豚、山羊、犬、兎などが飼われていたが、次から次へと盗まれ、今ではほとんど消え去ってしまった。食糧難がいかに深刻かということだろう。
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安全部は、農業機械も燃料も不足している現状で、農場にとって唯一の財産である牛を食べたことは、自動車数台を破壊したのに相当する、国全体が苦境にあるのに牛を食べたことは反国家・反革命行為に当たるとして、男性を19日に処刑すると予告した。
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