北朝鮮の美女4人「金塊6億円密輸」で降った血の雨

また、国境を渡って逃げる者を一人たりとも出さないのが党の最終的な目標だとして、朝鮮労働党両江道委員会、保衛部、安全部、検察所に対して、住民の取り締まり、掌握、統制事業をより細やかに行うことを指示した。

また、中国キャリアの携帯電話を使う者、送金業者、密輸業者、人身売買加担者、宿泊業者を「危険分子」として、徹底的な監視を行うことも指示した。宿泊業者が含まれたのは、旅行証(国内用パスポート)のない人を宿泊させたり、売春や人身売買と連携したりしていることが問題視されたためだ。
(参考記事:銭湯や民泊で…北朝鮮で「性売買」の低年齢化が深刻

住民は今回の事件を見守り、「ここまでするとは思わなかった」「本当に殺しにかかってきているのではないか」と不安を口にした。一方で、RFA情報筋は、時間が経てば元通りになるとして、次のように述べた。

「国境をめぐり、ありとあらゆる不正行為がはびこっている現状で、誰が来て国境を守ろうとも、密輸など違法行為を完全に遮断するのは難しいだろう」