北朝鮮の美女4人「金塊6億円密輸」で降った血の雨

その内容は人員の総入れ替えについてのもので、10項目に及ぶ。一つは、既存の部隊を派遣すると、また同様の事件が起こりかねないので、各部隊から優秀な人材を選抜した上で、派遣してほしいというものだ。

また、恵山事件の首謀者のいた国境警備隊の中隊を解散することについて、朝鮮人民軍の党委員会の決定書を受けたいというものだ。

これらの内容はすぐさま金正恩氏に伝えられ、22日に批准された。翌23日、国境警備隊の1個中隊が解散させられ、24日には中隊が所属する大隊そのものが、咸鏡南道(ハムギョンナムド)栄光(ヨングァン)郡に駐屯していた別の大隊と総入れ替えとなった。

新しい人員は24日に列車で現地に到着したが、元々いた人員はその列車に乗せられ、咸鏡南道に送られた。あまりにも急なことで、個人宅に預けておいた私物やカネを受け取る時間すらなかった。

RFAは匿名を要求した両江道の軍関係者の話として、解散させられたのは国境警備隊25旅団4大隊3中隊で、人員は24日午前0時に突然起床させられ、行き先も告げられないまま移動を強いられたと伝えた。

人員の総入れ替えは、地域社会に強い衝撃を与えている。