北朝鮮が「刑務所」を大幅増強…犯罪率上昇で統制強化

北朝鮮の拘禁施設は大別して「教化所」と「管理所」に分類される。教化所には、刑法に違反したあらゆる犯罪者が収容される。一方、管理所は政治犯専用の収容所だ。これ以外にも、比較的軽い罪(懲役2年未満)を犯した者が収容される「鍛錬隊」という施設もある。

最近、4カ所の教化所が増築され、教化所と思われる新たな拘禁施設1カ所の建設が進んでいる様子が、衛星写真を通じて確認された。これは、北朝鮮当局による住民への統制強化と、それに伴う収容者の増加を示すものと思われる。韓国のサンドタイムズが報じた。

米国の北朝鮮専門ニュースサイト「NKニュース」の衛星写真の分析によると、2023年3月から黄海北道(ファンヘブクト)黄州(ファンジュ)で大規模な施設の建設が進められている。