「図々しくも憐れ、おかしい人々」北朝鮮が文在寅政権を罵倒する理由

談話は、ステルス戦闘機を導入する目的は朝鮮半島有事で北侵の道を開くことにあると断じ、「相手側を狙った武力増強を全面中止することについて明白に規制した『板門店(パンムンジョム)宣言の軍事分野履行合意書』に正面切って挑戦」するものだと非難。

さらに、「今回の戦闘機搬入がわれわれの反発を招き、朝鮮半島情勢を軍事的緊張激化へ進ませる危険極まりない行為になるということを明白に知りながらも、泣いて馬謖(ばしょく)を斬るというふうに宗主である米国の機嫌を取って生きていくのが南朝鮮当局のおかしい人たちである。

そのようにしながらも、北南間の和解と協力を唱えているのを見ると、図々しいとも言えるが憐れにも見える」と述べ、文在寅政権を罵倒した。

だが、今になって韓国を非難したところで、10年、20年単位で進む軍事力整備が、そう簡単に覆らないであろうことは北朝鮮とて理解しているはずだ。