金正恩氏の「タダ働き強制」にNOを主張し始めた北朝鮮の人々

恵山(ヘサン)の情報筋によると、両江道は様々な革命の聖地を擁し、前述の通り三池淵の工事が行われていることもあって、いつ金正恩党委員長が視察に訪れるかわからない。そのため、中央は「1号行事(金正恩氏が参加する行事)に徹底的に備えよ」との指示を頻繁に下している。

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1号行事が予想される数ヶ月前から恵山の住民は線路や道路周辺の整備作業に駆り出される。そうなれば、商売や畑仕事をする時間が制限され、生活に支障が生じる。

もし視察に来た金正恩氏と一緒に記念写真でも撮れるのなら、タダ働きをしても元が取れる。記念写真に写ることは、「金正恩氏に会った証明書」となり、就職や昇進に有利に働くからだ。誰でも会えるわけではないため、政府に「出身成分がいい」と認められたことにもなる。しかし、一般庶民にはそんな機会も与えられず、タダ働きさせられ疲弊するばかりだ。

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情報筋は「最高尊厳(金正恩氏)が両江道を視察する行事が頻繁になるほど、住民の強制労力動員が増えて、生計に支障を与える。お上を恨む人民の声が高まりつつある」と語っている。