12歳女児を待つ残酷な運命…金正恩「拷問部隊」が仕掛けるワナ

1990年代後半の大飢饉「苦難の行軍」やその後の混乱、2009年に行われ経済に大混乱をもたらした「貨幣改革」(デノミネーション)で、生きていけなくなった人々が脱北を選んだのと状況が似ている。

脱北者の救出活動を行っているカレブ宣教会のキム・ソンウン牧師は、中朝国境から遠く離れた南寧で逮捕者が出たケースについて尾行された可能性を指摘し、携帯電話の位置情報を追跡して逮捕作戦が行われることが増えていると述べた。

また、上述の情報筋も公安当局が脱北者のアジトを正確に掴んでいることを挙げ、携帯電話で位置がバレている可能性を示唆した。最近の脱北者逮捕6件のうち、4件がこのようなケースに当たるという。

また、脱北ブローカー同士が足の引っ張り合いで、他のブローカーが連れてきた脱北者を公安に密告した可能性もあるとも指摘した。

(参考記事:中国奥地で売られた「少女A」の前に現れた救世主