【北朝鮮国民インタビュー】「国が電気を供給してくれていた時代に未練はない」

「国が電力を供給してくれていた過去に未練はまったくない。役人は会議のたびに『電力問題を解決する』とか言ってその解決策を並べ立てるが、それを聞いた市民は裏で嘲笑していた。こんな有様だから、必要な電気は自分でカネを払って買ったほうがいいと言っている」

ーカネを払えば電気が使えるのか?

「個人宅で(結婚式などで)電気が必要な場合は、市の配電部に頼んでカネを払って使う。数年前まではコネやタバコなどのワイロが必要だったが、今では1時間あたり5万北朝鮮ウォン(約650円)を払いさえすれば、希望する時間に電気を供給してもらえる。国の電気を使って(市の職員)個人がカネ儲けをしているわけだ。(供給される時間帯には)電線を共有する隣家でも電気が使えるようになるため、隣人たちはタダで電気が使えると喜ぶ」

ー幹部は電気をどのように使っているのか?