「弁護士は万年筆で私を暴行した」北朝鮮女性、性的被害の実態告発

ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)が10月31日に発表した報告書「理由もなく夜に涙が出る 北朝鮮での性暴力の実情」。報告書で最も多くのページを割いて伝えているのは、北朝鮮の拘禁施設における女性に対する性暴力だ。さらには性的な被害に遭った女性の置かれた、あまりに救われない状況についての証言もある。

例えばある女性は、次のように語っている。

「弁護士は私から調査を行いつつ、万年筆でメモを取っていました。時々手を止めて、万年筆や手で私の体のあちこちを突きました。腕と胸と…抱きついてきたこともありました…不愉快で当惑しましたが何も(抵抗)できませんでした」

(参考記事:「私たちは性的なおもちゃ」被害女性たちの血のにじむ証言を読む

ちなみに北朝鮮の弁護士は形ばかりのもので、被告の利益を保護するのではなく、検察や裁判官と共に被告を非難することすらある。